【初級〜中級者向け】Webサービスの個人開発に必要なスキル一覧まとめ【あるとよい編】

個人開発

個人開発したい人「個人開発をしようと思っているけど自分の持っているスキルで足りているか不安。個人開発に必要なスキルって何だろう。個人開発をしているプログラマーってすごいスキルを持っているのだろうな…自分にはムリかも…」

こういった疑問に答えます。

本記事の内容

  • 個人開発をするためにあればよいスキル
  • 個人開発でもGithubを使おう
  • CSSフレームワークは一つ覚えればOK
  • Google Analyticsは入れておく
  • 必要な時に必要なスキルを学べば大丈夫

書いている人の実績

  • 個人開発したサービスを10年間運営&改修
  • 個人開発したサービスのPVは10年間で6億PV
    • 現在月間PV700万〜800万
  • 個人開発したサービスで毎月50万円以上の収益

今回は【あるとよい編】お送りします。
【必須編】は別記事に記載していますのでこちらをどうぞご覧ください。

本時期は初級〜中級者向けです

初級〜中級者の定義は以下です。

  • 一つ以上のWeb向けプログラミング言語で開発したことがある
  • プログラミング言語以外にもサーバー周りの知識を少しでも知っている
  • 自分で個人開発をしようとしたことがある(途中でやめていてもOK)

プログラミングを仕事にしている人は、だいたいこの中に当てはまるのではないでしょうか。

もちろん「今からプログラミングを始める方」も理解できる内容になっています。

Webサービスの個人開発にあるとよいスキル

今回はあるとよいスキルなので無くても個人開発は進められますし、リリースも運用も可能です。

ではなぜあるとよいかというと以下のメリットがあります。

  • 開発の工数を減らすことができる
  • ソース管理の手間が減る
  • リリース後の訪問数や離脱率の効果測定が容易になる
  • ビルド/デプロイを自動化することでミスや手間を減らすことができる

つまり、全体的に開発の効率を上げつつ、ミスや手間を減らして合理的に開発を進めることができるようになります。

知っているツールなどあるかも知れませんが、その時は適宜飛ばして読んでいただいて大丈夫です。

Github:個人開発でもきちんとバージョン管理しようぜ

これはもう無くてはならないツール(サービス)ですね。
「個人でもバージョン管理は必要なのか」という疑念があるかもですが、断言します。
個人開発でもバージョン管理は必須です。

また、GitではなくSVNでもいいのでは?という質問には「NO」です。
今現在Gitを使わない選択肢はありません。

おそらくGitではなくSVNを使おうとする人は、Gitへの自分のスキル対応がまだ出来ていないだけだと思います。
確かにSVNとは少し使い勝手が違うところもありますが、すぐ慣れます。

Gitを制するものが個人開発を制します。

また、Gitのホスティングサービスの類似サービスでGitlabもありますが、よほどのことが無い限りGitlabはおすすめしません。
理由は、Githubが完全にデファクトスタンダード(業界標準)になっていることと、Gitlabは全体的に重い感じがあります(個人の感想です)

ただ、そんなGitlabも唯一Githubより優れていたことがありました。
それは無料ユーザーでもプライベートリポジトリを作成できることです。

「ありました」と過去形にしているのは、今はGithubも同じ仕様になっているからです。
Githubは2019年1月から同じく無料ユーザーでもプライベートリポジトリを無制限で作成できるようになりました

これでGithubを使わない理由はありませんね。

CSSフレームワーク

Webサービスを作成するのであれば画面デザインが必要になります。
そんな時にCSSフレームワークを使うと余計なデザイン作業に時間を取られることなく画面を作成できます。

世の中にCSSフレームワークはゴマンと存在しますが、個人開発で使う場合はどれか一つおさえておけば大丈夫です。
あれもこれもと手を付けるより、どれか一つに絞りましょう。

個人的にオススメのCSSフレームワークは以下の2つです。

1. Bootstrap4

Bootstrapは世界中で使われている標準的なCSSフレームワークです。最新版のBootstrap4は2018年1月にリリースされました。

レスポンシブデザインも簡単に実現できます。

もの凄く便利で使いやすくて参考サイトも多く、素晴らしいCSSフレームワークなのです。僕のサービスでもスマホ版はBootstrapを使っています

ただし、そんな素晴らしいBootstrapにも欠点が一つだけあります。
それは、Bootstrapで作られたサイトは工夫をしないとどれも似たような見た目になってしまうことです。

とにかく最速で作りたいときはBootstrapでOKですが、他のサイトとはちょっと違った見た目にしたい場合は注意が必要です。

Bootstrap4

2. UIkit(v2)

UIkitは見た目がとても美しいCSSフレームワークです。
個人的にはBootstrapよりも見た目が好みです。

他の人とはちょっと差を付けたい、という方はUlkitをオススメします。
現在はVersion2が主流になっていますので今から作る場合はVersion2を使いましょう。

UIkit

CI

CIは「Continuous Integration」の略で、継続的インテグレーションとも呼ばれています。

CIを導入することで以下のメリットがあります。

  • バグを早期に発見することができる
  • 壊れたビルドを早期に発見することができる
  • デプロイをシステマチックにできる

CIの代表的なツール・サービスには以下があります。

  • Jenkins
  • Circle CI
  • Travis CI 

Jenkinsは時前で準備したサーバにインストールと設定をするのが主流です。
Circle CIとTravis CIはクラウドサービスとして提供されています。それぞれ無料枠がありますので試してみるとよいでしょう。

個人開発では開発者は自分一人だけなので、CIの導入は大げさかも知れません。
ただ、いずれもGithubへのコミットをトリガーに自動的にビルドとテストを通してくれるので安心感があります

どうしても導入しないといけない訳ではないですが、導入する価値は十分ありますので検討してみてください。

Google Analytics

Google Analyticsは言わずもがな、訪問数やページビューを計測するためのアクセス解析ツールです。

使ったことがある方が多いと思います。
これが無いと現状の分析ができないので入れましょう。

とりあえずアカウントを発行してタグを導入するだけでOKです。
難しめの解析などはあとからでも十分可能です。

まとめ

  • 個人開発でもGithubを使ってバージョン管理をしよう
  • CSSフレームワークは一つ覚えればOK
  • CIは可能であれば導入
  • Google Analyticsは入れておく

それではよい個人開発ライフを!