【PVアゲ】個人開発WebサービスこそSEOをやる理由【まずは3つ】

個人開発

ある個人開発者「サービスをリリースしたけど全然人が来ない…広告にかけるお金もないしどうすればよいだろう…」

こんな悩みに答えます。

個人開発のサービスを見ていると、SEOがしっかり出来ていないことがよくあります。

逆説的に言えば、SEOさえしっかり行えば上位に食い込める可能性は十分にあるということです。

「え、やだ…?今更SEO…?」

と思った方、まあ一回読んでいってみてください。

本記事の内容

  • 個人開発Webサービスの集客(PV向上)の仕方
  • 個人開発Webサービスでの効果的なSEO方法

書いている人の実績

  • 個人開発したサービスを10年間運営&改修
  • 個人開発したサービスのPVは10年間で6億PV
    • 現在月間PV700万〜800万
  • 個人開発したサービスで毎月50万円以上の収益

個人開発サービスこそSEOをきっちりやるべき

先日こんなツイートをしました。

個人開発でWebサービスを立ち上げても集客に悩む方は多いです。
企業だったらリスティング広告などでお金を投下できますが、個人だとなかなかそんなことはできません。

今だとTwitterなどのSNSで拡散も可能です。
しかしそれでも限界があります。

個人開発Webサービスだと意外とSEOを意識していない人が多かったりしますがこれは大きな間違いです。

私のサイトは初期リリースから約半年でデイリー10,000PVを突破しましたが、ほとんどがオーガニック検索からの流入でした。
今でも訪問ユーザーの約80%がオーガニック検索からの流入になります。

SEOをきっちりやって、検索からの流入ユーザーを増やすことがPV向上への最初の一歩となります。

なぜSEOなのか

当然ながらリスティング広告など広告媒体は即効性はありますがお金がかかります。

しかしSEOはきっちりおさえれば最低減の出費(後述する独自ドメイン費用ぐらい)で効果が現れます。

SEOに即効性は期待しない

最初にお伝えしておきますが、SEOに即効性はありません。

ここに書いてあることを対応したからと言って、明日から急にPVがアップすることはありません。

ただ、1ヶ月後、2ヶ月後、そして半年後に確実に数字に表れます。
SEOはロングテールで効いてくるのです。

そのことを念頭に読み進めてもらえればです。

SEOはまずこの3つをおさえる

SEOと一口に言っても様々な手法があります。
しかし、本当に有効的な手法は限られてきます。
その中でもWebサービスで有効的な手法を3つ取り上げます。
まずはこの3つを実施してみましょう。

ちなみにこれらのSEOはアフィリエイトブログなどでは当然のように行われています。
この辺りを実施しないと検索では絶対にブログに勝てないことになります。
つまり必須ということです。

  1. 独自ドメインを取得する
  2. ページタイトルとmeta:descriptionは全てのページでユニーク(非同一)にする
  3. h1,h2,h3までのキーワード設計を行う

それでは一つずつ解説していきます。

1.独自ドメインを取得する

独自ドメインの取得は必ず実施しましょう。
サービスの成長はドメインの成長と共にある、と言っても過言ではないぐらいです。

少し前までGoogleの検索結果には、2つ〜3つまでしか同じドメインのサイトが表示されない仕様でした。

今は変わってるようですが、独自ドメインを取得した方が検索に強くなります。

繰り返しますがドメイン取得は絶対に行いましょう。

ちなみにドメイン取得でおすすめなのはGoogle DomainsかValue Domainです。
どちらも無駄なUIが少なく、管理もしやすいです。
特にGoogle DomainsはさすがのGoogleでUIが非常に分かりやすい設計になっています。
僕は最近はもっぱらGoogle Domainsを愛用しています。

ただし、Google Domainsでは一部のドメイン(.jpなど)が取れません。
.jpなどGoogle Domainsで取得できないドメインの場合はValue Domainを利用しています。

よく名前を見るお名前.comは、料金が安いのが魅力ですがUIが煩雑としていて少し使いにくい印象です。

料金にこだわるのであればお名前.com、使いやすいUIがよいのであればGoogle DomainsかValue Domainの利用をおすすめします。

2.titleとmeta:descriptionは全てのページでユニーク(非同一)にする

SEOでは基本のキと言われるぐらい、ベーシックなテクニックです。

Webサービスの場合、元となるページは少ないと思います。
例えばお料理レシピサイトの汎用的なページをざっと上げると以下のような感じでしょうか。

  • トップ画面
  • カテゴリや食材やメニューを選択してから詳細画面へのリストを表示する画面
  • 検索結果画面
  • レシピ詳細画面

これに付け加えて静的なページがいくつか(サイトマップ、よくある質問、プライバシーポリシーなど)がある程度で10ページあるかないかぐらいです。

しかし、食材別ページが存在する場合、食材分のページが存在することになります。

例えば「ピーマンを使ったレシピ」「豚肉を使ったレシピ」「こんにゃくを使ったレシピ」などです。
これらの食材情報は結構な数(数百〜数千)になると予測できます。

このページを全て同じtitle、同じdescriptionでページを作ると、Googleなどの検索エンジンからは「あ、同じタイトルだから同じページなのだな。だったらインデックスは一つのURLだけでよいな」と判断されてしまいます

具体的には以下のような感じでtitleとdescriptionを変えましょう。

まずはサービス名「レシピ研究会」で「ピーマンを使ったレシピ」ページの場合を例にします。

<title>{ピーマン}を使ったレシピ一覧 - レシピ研究会</title>
<meta name="description" content="{ピーマン}を使ったレシピの一覧です。冷蔵庫に余ってしまった{ピーマン}を有効活用しませんか?{128}種類のレシピを今すぐ見てみましょう!" />

もう一つ、次はカテゴリで「スープ」を選択した場合です。

<title>{スープ}のレシピ一覧 - レシピ研究会</title>
<meta name="description" content="{スープ}のレシピの一覧です。{230}種類のレシピを今すぐ見てみましょう!" />

このような感じになります。

お分かりかも知れませんが、{}で括った箇所をプログラムで動的に変えます

これで、単一だったカテゴリ別ページや食材ページが、カテゴリや食材の数の分だけ生成されることになり、検索エンジンからも「お、これはタイトルが違うから別のページなんだなと認識してそれぞれのページがインデックスされるようになります。

3.h1,h2,h3までのキーワード設計を行う

これもSEOではベーシックなテクニックです。

h1,h2,h3…と続くhタグは「ページの構成要素の目次」的な意味合いがあります。
検索エンジンに「このページで1番大事な文章はここです」とh1タグを設定、「このページで2番目に大事な文章はここです」とh2タグを設定、という形でhタグを利用します。

またレシピサイトを例にサンプルを作ってみましょう。

レシピサイトのカテゴリ別画面では以下のようになります。

<h1>{スープ}のレシピ一覧</h1>
・
・
・
<h2>{スープ}のレシピの一覧です。{230}種類のレシピを今すぐ見てみましょう!</h2>

とこのように設定します。

あれ?どこかで見た記憶が?
そうです。titleやdescriptionで設定したようにそのページ固有な文言や文章にすることが大事です。

いまさらSEOという気持ちは捨てましょう

SEOをまともに実施しないと検索エンジンの上位に表示されることはまずありません。

中にはかなり違法性の高い(=検索エンジンから違法扱いされて検索結果に表示されなくなる)テクニックも存在します。

しかし、現在は露骨なスパム的SEOなど一昔前までごく一部の事業者が行ってきた違法や違法すれすれのテクニックはほとんど通用しなくなっています。
正攻法でSEOを行うしかありません。

これがどういうことかというと、違法すれすれのテクニックを行わなくても、正攻法できっちりポイントをおさえてSEOを行い、充実したコンテンツがあれば十分勝てるということになります

これを知ったらもうやるしかないですね。

まとめ

今回は個人開発サービスにおけるSEOの基本を解説しました。

冒頭のツイートに含まれていた

検索結果がインデックスされるようにタグクラウド的な検索用内部リンクを貼る

これは少し手間がかかるテクニックになりますが、効果はかなりあります。
こちらはまた別の機会に解説したいと思います。

それではよき個人開発ライフを!